ロイヤルクイーン料理教室ロイヤルクイーン料理教室

11月5日~亥の子祭り~

「亥の子祭り」とは

 稲の取り入れが終わって旧暦十月の初亥の日を祝うのが、稲の収穫祭として亥の子の神を祭る「亥の子祭り」です。亥はイノシシのことで、イノシシは多産であることから、子孫繁栄祈願としても大事にされてきました。 この日は新穀で作った「亥の子餅」を食べ、万病除去や子孫繁栄を祈ります。また、子ども達がわらの束や石で地面を突いて回る亥の子突きを行う地方もあります。農村では「亥の子祭り」は収穫祭であり、 まんじゅうやうどん、小豆粥などを作って祝います。
  また、「亥」は中国の陰陽五行説で「水」に当たるため、火難を逃れると言われています。そのため火鉢などは亥の日に出す習慣があり、茶道では亥の日に「炉開き」が行われ、亥の子餅が振舞われます。




行事食「亥の子餅」

 新米でついた餅を亥の刻(午後9~11時)に食べると万病を除くという中国の風習が、平安時代に伝わり定着したと言われています。 「亥の子餅」は、大豆、小豆、ささげ、ごま、栗、柿、糖の七色の粉を用いて作られ、別名「玄猪餅(げんちょもち)」とも呼ばれています。 しかし地方によって様々で、イノシシに似せた色や形をしたもの、餅にイノシシの姿の焼印を押したもの、単に紅白の餅、餅の表面にゆでた小豆をまぶしたものなどがあり、特に決まった形・色・材料はないようです。






トップへ戻る 雑学へ戻る