ロイヤルクイーン料理教室ロイヤルクイーン料理教室

1月1日~正月~

「正月」とは

 「正月」は本来、その年の豊穣を司る年神様(としがみさま)をお迎えする行事であり、1月の別名です。一般的には1月1日~1月3日の「三が日」や、1月1日~1月7日(地方によっては15日や20日まで)の 「松の内」をさします。地方によっては1月15日の「小正月(こしょうがつ)」や1月20日の「二十日正月」までを一連の正月行事とするところもあります。
 昔から、元旦(1月1日の朝)には「年神様」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭に降臨するとされています。年神様は祖霊神であり、田の神、山の神でもあるため、 子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされていて、「正月様」・「歳徳神(としとくじん)」とも言います。その年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうために、 年末にはすす払いをし、正月には門松やしめ飾り・鏡餅を飾ります。これらの風習は江戸時代に入ってからうまれたと言われています。



行事食「お節料理・雑煮・お屠蘇」

 【お節料理】
 お節料理のルーツは平安時代の宮中行事で、元日や五節供(五節句のこと)などの節日にふるまわれた「節供料理」に由来します。当時の庶民には縁遠いものでしたが、江戸時代に一般大衆に広がり、 やがて1番目の節日である正月の料理だけを「お節料理」と呼ぶようになりました。
 正月の三が日にお節料理を食べるのは、正月の三日間女性が休養できるようにとよく言われます。しかし本来は、お迎えした年神様が静養できるよう台所で騒がしくしないため、 かまどの神様に休んでいただくというところから来ています。そのため、お節料理は収穫物の報告や感謝の意をこめ、その地域でとれた食材と乾物を日持ちがするように、煮たり焼いたり酢でしめたりして、 年末から用意します。
 またお節料理はめでたいことを重ねるという願いを込めて重箱に詰めます。基本は四段重ねで、上から順に、一の重、二の重、三の重、与の重、と呼びます。四段目のお重を「四の重」と呼ばないのは 「四」が「死」を連想させ縁起が悪いとされているからです。詰め方や料理の組み合わせは地域や家庭、しきたりなどによって様々です。



 【祝い肴三種】 関東:田作り・数の子・黒豆/関西:田作り・数の子・たたきごぼう








トップへ戻る 雑学へ戻る