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2月9日~初午(はつうま)~

「初午」とは

 2月最初の午(うま)の日です。本来は農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。711年(和銅4年・奈良時代)のこの日に全国各地にある稲荷神社の総本社である京都の伏見稲荷大社に 稲荷大神が鎮座されたと言われています。この日をしのんで全国の稲荷神社で盛大なお祭り(初午大祭)が行われます。
  初午祭は、その年の豊作を祈った農村のお祭りがもととなり、それに稲荷信仰が結びついたものと言われています。初午詣でをすると農家は五穀豊穣、商家は商売繁盛のご利益があるとされています。 稲荷は農家の神様だったと言われていますが、その後、長寿、息災、栄進、子孫繁栄、商売繁盛などあらゆる祈願の対象となっています。
  またこの日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。これは午が、南の方位を示し、時間は正午を表しているからで、この時間は太陽が最も高く上がり、一日のうちで陽光の力が最も強くなります。



行事食「いなり寿司」

 稲荷神社といえばきつねが有名ですが、きつねは神様のお使い役で油揚げが大好物と言われています。そこでこの日には、油揚げや油揚げの中にすし飯を詰めた物を奉納しました。 これがいなり寿司の始まりです。いなり寿司は、東日本では米俵に見立てた俵型ですが、西日本ではきつねの耳に見立てた三角形をしています。








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