六コマ漫画「ずるずる鼻水対策」の巻き
夏はじめじめと蒸し暑いため、冷房の効いた部屋で冷たいものを食べる人も多いはず。もちろん、熱中症対策のためには必要なことですが、「冷たいものばっかり食べる」「必要以上にエアコンの温度を下げる」「ダラダラしてばかり」という人は要注意です。夏の暑さに比例して、身体の内側は”冷え”の状態になっている可能性があります。
夏場は体温を下げようと身体の機能が働くため、ただでさえ代謝が落ちます。その上でエアコンによって手首・足首が冷えたり、身体をあまり動かさない生活をしていると、一層血流が悪くなって身体が冷え、むくみやすくなります。その状態で冷たいものばかり食べていると、胃腸はどんどん冷えて、うまく機能できなくなっていきます。すると食欲が沸かず、食べても胃もたれを起こしやすくなり『今日も素麺で済ませよう』となってしまいます(苦笑)。素麺は冷たい上、たっぷりの薬味やおかずを添えないと栄養が偏るため、みつばさんのような素麺ばっかり生活を続けていると、冷えと栄養不足の悪循環で疲れが取れない状態、いわゆる「夏バテ」になります。このように身体の内側の”冷え”が原因の夏バテの人は、「夏太り」にもなりやすくなってしまいます。
以上のことから、夏こそ温かいものをしっかり噛んで食べて胃腸を動かし、身体の内側を冷やさない食生活を心がけましょう!
管理栄養士トミーのアドバイス
【夏に「身体を冷やさない」ポイント】
①「冷たいものだけ」で食事を済まさない!
・毎食1品は温かいもの(味噌汁・スープ等)を食べる。・冷たいお菓子(アイスクリーム等)を食べた後は温かいお茶を飲む。
②カブ飲み・噛まない食事は避ける!
・冷たいジュース・スムージー等は、噛むようにゆっくりと飲む。・噛む回数の少ない麺類の頻度を減らし、ご飯・根菜をしっかり食べる。